妥協のない高速ピースピッキング

03 ソリューション

このアプリケーションでは、当社の新しい3Dカメラを使用することにしました：Zivid 2+ M130です。Zivid 2+は、0.35mmの空間分解能と99.7%以上の真正度で、現実に忠実な点群データを提供します。また、オムニエンジンにより、Zivid 2+3Dカメラは革新的な3D技術を提供し、透明な物体や反射する物体を時間構造化光で一貫して映し出します。これはまさに革命であり、これまで透明な物体を撮影できる3Dカメラはなかった。今日、Zivid 2+はこのような性能を持つ唯一の3Dカメラです。

M130 は、2+ ファミリーの中で、数百万の在庫SKUのピースピッキングを可能にすることで、電子商取引のオーダーフルフィルメントの世界で自動化を加速するために特別に設計されています。130cmで79x65の 最適化された視野と80～200cmの作業距離により、M130は余裕のある作業容積と広いロボットクリアランスで、正確で精密な画像処理を保証します。Zivid 2+ M130の全視野を2mで使用する場合でも、最高の性能を期待できます。しかし、私たちのカメラは、お客様が成功するために必要なシステムの1つのコンポーネントに過ぎません。私たちは、オートメーション市場の同業者と協力することで何ができるかを見てみたかったのです。

Fizyr社は何年も前からZivid社のカメラをビジョン・プロバイダーとして複数の顧客プロジェクトで使用している。ZividとFizyrは、Zividカメラが提供する正確でクリーンな点群から高品質のピッキング結果を提供できる共生関係の構築に取り組んできました。このソフトウェアを使えば、見るべきものを見つけるのは簡単です。パズルのもうひとつのピースを解決する必要があった：どのようにピッキングするのか？

そこでグリッパー社の出番だ。ザ・グリッパー・カンパニーは 、標準的な挟み込みや吸引の手順を超えるグリッパーの設計や、真に特化したグリッパーの製造に力を入れている。今回は、汎用性に優れたグリッパーを設計した。MAXXgrippグリッパー・システムは、吸盤グリッパーであると同時に爪でもある。形状に関係なく、効果的にピッキングし、優しく持ち運べるように設計されている。

MAXXgrippが産業用ロボット（Fanuc m-10id/12）に取り付けられ、2台のZivid 2+ M130カメラが壁に固定され、Fizyrソフトウェアがシステムに実装され、ついにデモセルが完成しました。Zivid社、Fizyr社、The Gripper Company社が各コンポーネントについて語ったインタビューをご覧ください：

04 結果

ピースピッキングセルは成功し、 ミュンヘンで開催されたAutomatica 2023見本市でZividが出展したブースの 目玉となり 、多くの来場者を魅了した。 3社のハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、このシステムは、通常 ピースピッキングの世界では ピッキング不可能とされていた対象物 、すなわち透明な箱、シャンプーや石鹸のボトル、 他の物品がゴロゴロ入っている箱...をピッキングすることに成功した。このような重要なアイテムは、通常、人間が扱うしかないと考えられていたが、このデモは、物流業界やeコマース業界に新たな可能性を開くものだ。