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Ascent Robotics

インテリジェントなオンアームピースピッキング用途の未来を示唆するAscent Pick

Quick facts

Company
Ascent Robotics

Application
Ascent Pick
Pick-and-place for manufacturing and logistics

Features
On-arm 3D color vision for robotics
AI
Motion planning
3D vision integration

3D camera
Zivid 2
Point cloud examples

概要

課題

製造とロジスティクスの世界は、イノベーションを通じて大きな変化を遂げています。この革新は、望まれるだけでなく必要なものでもあります。製造業とロジスティクスがかつてないほど急速に進化する一方、労働力の確保は世界的に危機的な状況にあります。最新で最先端のピースピッキングシステムが人間の能力に追いつき、追い越していく必要がありますが、人間は驚くほど優れた視覚システムを備えています。Ascent RoboticsのAscent Pickは、シュリンクラップで包装されている場合でも、ビン内のほぼすべてのタイプのオブジェクトを正しく識別する必要がありましたが、これはビジョンシステムの難しい課題でした。

ソリューション

Ascent Pickは、一般的な製造およびロジスティクス展開用に開発された、適応性の高いピースピッキングシステムです。斬新なAIの使用、動作計画戦略、高性能の3Dカラービジョンカメラなど、業界随一のさまざまなテクノロジーと技術が活用されています。そして選ばれたのが、Zivid 2 3Dカメラです。

結果

対象市場向けの柔軟で高性能なピースピッキングシステム。カラー3Dビジョン、Zivid 2カメラ、斬新なAI技術、動作計画など、業界随一のテクノロジーが洗練された形で融合しました。Ascent Pickを皮切りに、上記で言及された業界のピースピッキングロボット工学の様相は根本的に変わっていく可能性があります。

Zivid 2 3Dカラーカメラは、現在市場に出回っている3Dカメラの中で最も完全で、幅広い用途に対応した機能を持っています。小型のため、ハンドアイカメラとしても固定カメラとしても使うことができます。」
-最高技術責任者、Marko Simic

 

Schedule a Zivid demo

01 ストーリー

Ascent Roboticsは、さまざまな業界の産業オートメーション(FA)、インテリジェントロボティクス、デジタルトランスフォーメーション(DX)のパイオニアです。Ascentの専門分野の1つは、3Dマシンビジョンと急速に発展しているAIの機能を統合し、ロジスティクスおよび製造業界で幅広く使用できるようにすることです。

 

すでに巨大ビジネスであるeコマースのオーダーフルフィルメントの市場規模は2020年*には775.7億ドルで、2028年までのCAGRは10%と予測されています。現代世界に欠くことのできない要素となった産業に革命を起こすため、今こそ適切な技術を完璧に集約し配置する必要があります。これは技術的に「適切なタイミング」であるだけでなく、このような変革を人類が強く求めているのです。

深刻化する労働力不足は世界中で引き続き問題となっています。新型コロナウイルスによって、人材確保だけに頼った現代のサプライチェーンがいかに脆弱であるかが明らかになりました。ピックアンドプレース業務は、最も労働集約的な人間活動の1つです。また、Ascentは人間を日常的で反復的なタスクから解放し、独自に能力を発揮できる領域により集中できるようにする先駆けになりたいと考えています。 

これらすべての要因を考慮して、Ascent Roboticsは、製造およびロジスティクス向けの次世代システムソリューションとしてAscent Pickを開発しました。
 
*グラントビューリサーチ
 

02 課題

人間の能力に匹敵する信頼性の高いピックアンドプレースシステムにおいて、課題は無数にあります。人間は、その複雑さとそれに関連する意思決定力において、並外れた第一義的な感覚を持っています。システムは、パッケージ化され消費者に出荷される可能性のあるほぼすべてのものに対処できなければなりません。部品は小さければ直径わずか1㎝である場合もあり、多くは光沢があったり反射しやすかったりします。そして、おそらくその中でも最大の課題となるのは、ほとんどがシュリンクラップのロールで包装されているという点です。
 
Zivid Two on Arm

「Zivid 2を使用することで、Ascent Pickは非常に小さな部品だけでなく、光沢のある部品や反射する部品も認識して処理できます。Ascent Pickは、より幅広い部品を処理できることに加えて、オブジェクトの把持と配置においてより高い正確度と精度を実現します。」

最高技術責任者、Marko Simic

03ソリューション

Ascent Pickシステムは、Zivid 2カラー3Dカメラとハンドアイカメラ構成で統合されています。必要なパフォーマンスを維持しながら、アームの動作にインピーダンスを発生させることなくロボットアームに取り付けられるだけの小ささと軽さを持つ3Dカメラというのは、難しい要件でした。Ascent Pickは、固定またはハンドアイ構成のさまざまなカメラで動作しますが、検討の結果、そのパフォーマンスと汎用性の高さからZivid 2 3Dカラーカメラが優れているのは明らかでした。1KG未満の重量、IP65のISO規格に準拠した真の産業用品質、高速サイクルタイム、驚くほど正確なカラー点群という点で、競合他社をはるかに上回りました。 

Ascent 2

Ascent Pickシステムは、環境を感知、理解するため知覚エンジンを使用します。知覚エンジンは、6自由度で物体の姿勢を推定し、衝突を起こさないロボットの動きと対象物体の把持位置を計算できます。柔 軟性とパフォーマンスに優れたこのシステムは、さまざまなベンダーのロボットやグリッパーと統合でき、さまざまなビジョンシステムと互換性があります。

ZividのCore SDKは、Robot Operating System (ROS) 用のZividのドライバーと一緒に導入されました。これらはTeliCamSDKドライバーと統合されました。AscentのR&Dセンターでは、Zivid StudioとZivid Toolsが人気で、Ascentのエンジニアが頻繁に開発に使用しています。Ascent Roboticsは、最高精度の点群が必要とされる最も難易度の高い用途では、Zivid 2 3Dカラーカメラが知覚とビジョンにとって頼れるソリューションになると表明しています。

04結果

Ascent Pickシステムは、製造およびロジスティクス業界で利用できるピースピックアンドプレース向けの最も高度なシステムソリューションの1つです。このシステムの本質的な特徴は、ロボットに高度な状況認識能力を与えることです。この状況認識は、マシンビジョンのハンドアイパラダイムに依存しています。Zivid 2を使用することで、すべてのパフォーマンス要件を満たしながら、ロボットアームが到達できる場所ならどこにでも移動できるビジョンシステムを備えることができます。同時に、小さくて軽く、邪魔にならないので、ロボットアームはカメラの前のシーン調査時にも完全に自由に動くことができます。 

画期的な能力を備えたこの最先端のシステムは、ピースピッキングロボット工学が向かう未来を示唆していると言えるのではないでしょうか。
 

Schedule a Zivid demo

Ascent Roboticsについて

Ascent Roboticsは、ソニーのプレイステーションの生みの親である久夛良木健氏が率いる東京を拠点とするロボット工学企業です。最新のAIと機械学習を利用する最先端のロボットソリューションを開発しています。当社のモットーは、「日本から、世界に向けて。機械の自律性を実現するために新しいコードを作ること」です。
 

→ https://ascent.ai

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